酷暑が続いています。
患者さんも外に出るのはつらいですね。
クーラーの効いた室内に閉じこもっているのが一番良いようです。
来院される方は歯肉に炎症をおこしていることが多く、もしかしたら水を飲んでも汗で出てしまい口の中のうるおいまでまわらず口腔乾燥症になって歯肉に炎症が出るのではないかと思われます。
御先祖様をお迎えするお盆も近づいてきています。
体調を崩さずに、しっかり夏を乗り切りましょう。
我診療室では、あまりの暑さのところを来院してくださるので、気持ちばかり塩あめを提供しています。
「歯医者で、あめ?!」って言われてしまうけど、体のためにしっかり受け取って下さいね。
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◆<かめないことで起こる口腔機能の負の連鎖>
◆<においの悩み・対策>
<かめないことで起こる口腔機能の負の連鎖>
かむ機能が低下→かめない→柔らかい物ばかり食べる
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⇒ 食欲低下→低栄養→全身の機能低下
口腔機能の負の連鎖が、食欲低下・低栄養、さらには全身の機能低下を招く「オーラルフレイル」といって今問題になっています。
しかし、かむ力を維持すれば、さまざまな食品から必要な栄養等が摂れ、健康的な好循環を生み出します。
*お口のセルフチェック(!3つ以上は注意!)
1 自分の歯が20本未満
2 会話中に相手から聞き返されるようになった
3 奥歯でしっかりかめない
4 舌の動きが鈍くなった
5 半年前とくらべて硬いものがかみにくくなった
6 お茶や汁物で、むせることがある
<においの悩み・対策>
*靴の中のにおい*
・原因=
汗をかくことによって高温多湿になり、細菌が繁殖することで発生する。
・対策=
汗をかいたら靴下を履き替える。できれば汗拭きシートなどで足全体を拭き、乾燥させてから靴下を履くと、よりにおいが抑えられる。また、3足以上の靴をローテーションして履くことが、におい対策としては理想的。
*加齢臭*
・原因=
におい物質の「ノネナール」「ジアセチル」、年齢が若いとホルモンの働きによって酸化を防ぐが、加齢によるホルモンの働きが衰えてくるため加齢臭を発する。
・対策=
しっかり洗う・・・特に頭部はにおいが発生しやすいので気を付ける。
こまめに着替える・・・衣類ににおいが移りやすい。
運動不足にならないように適度な運動を心掛ける・・・血行をよくする。
入浴やマッサージで汗をかく習慣をもつ。
緑黄色野菜を積極的に摂取しビタミンCを摂る。
香水や柔軟剤は、わずかでも効果があるので少量にするように心掛ける。