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おてがみ-2018.06月号

letter1806.jpg梅雨の季節になってきました。
お元気でお過ごしのことと思います。
毎年感じるのですが季節の変わり目には、歯肉が痛いと来院される患者さんが多いようです。
天候の変化により、体調を壊されたことにより、食事がうまくとれなかったり、水がとれなかったり、寝不足になったりと、いろいろな環境変化が歯肉に影響してしまうのでしょうか。
やはり体は1つですから、つながっていると考えると、納得がいくところです。
逆にお口の機能が弱ってくると体が弱ってくるといわれ、オーラルフレールという問題になっています。
かたいもの、やわらかいものなど、いろいろな固さ、やわらかさのものを食べることにより体は健康を保ちます。
どうぞ笑顔で楽しく毎日を過ごせるようにお祈りいたします。


続きの記事
◆<「歯と口の健康週間」です>
◆<味覚>

<「歯と口の健康週間」です>

歯の健康は“生きること”の基本である“食べること”に直結しています。
特に高齢者は病気や事故などで「噛んで食べる」ことができないでいると体が弱ってしまう、意欲がなくなる、認知力が低下する、といったことがあります。
「噛んで食べる」ことは栄養を摂取するのはもちろん、味覚や視覚、嗅覚が脳を刺激して唾液が分泌され胃腸が活発に動いて消化吸収を促す効果もあります。
さらに「噛む」ことは脳を活性化するだけでなく、免疫力をも高めます。
年齢を重ねても健康な歯であり続けることは人生を謳歌する秘訣でもあるのです。
長寿を願うように歯の寿命にも意識を向け一日でも長く歯の健康を保つことができれば平均寿命だけでなく健康寿命も延ばせるはずです。
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。
今年の標語は“のばそうよ、健康寿命 はみがきで”です。
お口の健康寿命を延ばすお手伝いをさせて頂けませんか?
ぜひ歯ブラシを持って定期検診をおすすめいたします。


<味覚>

味覚には、甘味、うま味、酸味、塩味、苦味の5つの基本味の他に、渋味、辛味などの刺激感のような味覚に相当する要素があります。

★舌の役割★
舌は食べ物を味わう、食べ物を唾液と混ぜ合わせて消化を助ける、飲み込むなどの他、会話をする上でもの重要な役割を担っています。
中でも大きな役割は味覚を感じるセンサーとしての働きで、味覚以外でも口に入った物の温かさ、冷たさ、舌触りなどを総合的にとらえて口に入れた物が体にとって害がないか判断する第一関門としての働きをしています。

★おいしさを感じる歯の役割★
食べ物のおいしさは、舌や口の中で感じ取る味覚はもちろんのこと、歯に触れた時の歯触りや食感といった感覚も重要で、食べ物を味わう上で欠かすことのできない感覚の1つです。
噛んだ時に、硬さや歯触り、厚みを感じることができるのは、センサーである歯根膜が歯の根の周りに存在しているからです。
歯根膜は歯槽骨に歯を固定する役割の他、歯にかかる圧力を吸収するクッションの役割をしています。
そして噛んだ物のさまざまな性状(硬い、やわらかい、どろどろ、ねばねば)を認識しています。
歯根膜には感覚神経が豊富に存在しているため、食感や歯触りを非常に敏感にとらえることができます。
上下の歯の間に挟んだものは髪の毛の約15分の1の厚さで感知することができるのです。

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2018年06月07日 11:47に投稿されたエントリーのページです。

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