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おてがみ-2015.10月号

letter1510-1.jpg急に雨が降って寒くなったり、晴れて暑くなったりと、天候が安定していません。
お元気でお過ごしのことと思います。
今日の朝のテレビで、がんが3人に1人の率で罹患するといわれていました。
そこで、がんの予防法として、熱いものを食べない、とともに、口腔内の清掃がありました。
お口の中を清掃していると、ホルムアルデヒドというがんを発生させる物質をとり除くことができるそうです。
お口の中の嫌気性菌の中にホルムアルデヒドを生成するものがあり、それが体全体に広がるというのです。
嫌気性菌は、歯石、歯垢の中にある菌をいいます。
どうぞ歯石、歯垢のないお口の中にして、楽しい食生活を送ってください。
どうぞ、がんなどにならないように。
お体大切に。


続きの記事
◆<歯の破折(歯冠・歯根破折)について>
◆<骨粗しょう症>

<歯の破折(歯冠・歯根破折)について>

お口のトラブルは色々ありますが、最近、歯が(折れてしまって)痛む、虫歯ではなさそうだが噛むと痛む、歯肉が腫れていると訴えて、来院される患者さんの中に、歯が破折している方がいます。
原因は歯のすりへりがある上に「噛みしめ」「歯ぎしり」などストレスによる強い持続力によることが多いです。
健全歯(健康な歯)や治療をして、神経をとってしまい(無髄歯)冠やブリッジなどの補綴物などが入っている方は、極端に硬い食べ物や歯ごたえのある食べ物、前歯の先でかみ切らなければ食べられないものなどに注意しましょう。

(例)・フランスパンの外皮(耳)…(前歯に補綴物を入れている人はダメ)
   ・カニの爪や殻の丸かじり
   ・あめ、キャンディーや氷の噛み砕き
   ・硬いせんべい
   ・かむと「カキッ!」と音がするナッツ類
   ・イカ、スルメ類
   ・干し柿、キャラメルなどべたつき食べにくい物
   ・パイナップル、トウモロコシなどの繊維性の野菜・果物
   ・スジのある肉、骨付き肉、豚骨類
   ・小魚の骨、乾燥貝柱 など


<骨粗しょう症>
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骨粗しょう症は骨の構造が海綿状になり、もろく折れやすくなる疾患で、いわゆる骨の老化現象のことです。
その原因は女性ホルモン分泌の変化、加齢、栄養素の偏り(カルシウムなどの摂取不足)や運動不足などが挙げられます。
閉経期以降の女性や高齢の男性に多くみられますが、若年層に発症することもあります。

・食事の工夫・
☆ カルシウムを積極的に摂取する…乳製品、大豆、大豆製品、小魚類、海藻類と、野菜(水菜、小松菜、チンゲンサイなど)も意識して摂取するように心掛けましょう。

☆ カルシウムの吸収を促進させるために…ビタミンDは小腸でカルシウムの吸収を促進させます。良質のたんぱく質も同様の働きがありますが、過剰摂取は尿へのカルシウムの排せつを促すため適量を心掛けるようにしましょう。

☆ リンとマグネシウムのバランスを考える…リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯を形成します。マグネシウムは体内でカルシウム濃度を調整しているので、カルシウムを多く摂取するとマグネシウムが不足するので、バランスを考える必要があります。

☆ アルコール、カフェインの過剰摂取を控える…アルコールは過剰摂取すると尿中にカルシウムが排せつされたり、吸収を阻害することがあります。また、カフェインは利尿作用があるため尿と一緒にカルシウムも排せつされてしまうので注意が必要です。

☆ カルシウムの吸収を阻害する成分を控える…食塩の過剰摂取はカルシウムの吸収率を低下させるので控えめにしましょう。

☆ ライフスタイルを考える。

☆ 食事の工夫に加え、適度な運動は骨の新陳代謝が活発になり、カルシウムが骨に定着しやすくなるので、バランスのよい食事と適度な運動を心掛けましょう。

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2015年10月06日 13:29に投稿されたエントリーのページです。

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