とてもとても暑い夏がやってきました。
いつも患者さんが、「外は暑いわよ~」と言いながら入っていらっしゃいます。
電力省エネをいわれていますが、歯科医院では電気を節電するというわけにはいかず、頭を悩ませてしまいます。
このところ、お口が乾くという方が多いように思います。口腔乾燥症というものです。
口が乾くという自覚だけならよいのですが、口の中は硬い歯と軟かい舌や頬粘膜がぶつかるところで、唾液が充分に出ないと、舌に口内炎ができたり頬が傷ついたりして、食べることができなくなります。
また、唾液は消化酵素もあり、胃での消化を助けるという重大な仕事があります。傷を治すという作用や神経をつなぐという作用もあり、とても大切なものです。
唾液がよく出るように、口の運動をしたり、口の筋肉を動かすようにしてください。
また、暑い夏を乗り切るため、脱水症には充分気をつけて、こまめに水を飲むようにして下さい。
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◆<なぜ、歯を磨かないといけないのか?>
◆<環境にも体にもやさしい涼み方にトライ!!>
<なぜ、歯を磨かないといけないのか?>
なぜ、むし歯や歯周病になるのか考えたことはありますか?
口の中にいる、う蝕病原菌が食物の中の多糖類に作用して、ネバネバした物質を作ります。これが、歯の表面に付着して歯垢が出来ます。この歯垢が他の細菌や糖分を取り込んで酸を作り、これが歯の表面のエナメル質を壊して、むし歯になります。
また、この歯垢中の歯周病菌が繁殖すれば、歯周病の前段階である歯肉炎、そして歯周病を起こします。むし歯や歯周病を防ぐには、歯垢を取らなければなりません。
歯垢は、歯と歯の間や、歯肉との境目に白くたまり、むし歯や歯周病を引き起こす色々な細菌が集まっています。ですから、「歯みがき」をするのは、その歯垢を取り除くためです。
歯垢はネバネバして歯の表面についているため、うがいをしたり、繊維質の食物を食べたりするくらいでは簡単には取れません。でも、歯みがきをすることで歯垢は取れ、お口の中は清潔に保つことができます。一日一回のブラッシングでは、お口の中に常に細菌がいる事になり、全身にも悪影響を起こします。食べたら歯を磨く習慣をつける様にしましょう。
<環境にも体にもやさしい涼み方にトライ!!>
意外にも夏は冷えを感じやすい季節、その大きな原因が冷房による冷やしすぎです。
エアコンは夏の日中、最も消費電力の割合が大きいので、節電のためにも設定温度はちょっと高めの28℃を目安にしてみましょう。
エアコンと上手に併用したいのが扇風機。消費電力がわずかですむエコな家電です。
ほかにも、ゴザやすだれなど昔ながらの知恵を取り入れたり、食事や服装を工夫するだけでも毎日がより涼やかに過ごせます。
冷たいものは、ほどほどに・・・
涼しくなろうと冷たい食べ物や飲み物をたくさん摂るのは体によくありません。芯から冷えすぎて代謝がダウンし、太りやすくなったり胃腸の働きが弱まって夏バテの引き金になったりすることもあるので気をつけましょう。
◎体の熱をさます食材に注目◎
夏に旬を迎える野菜や南国生まれの果物には、体の熱をさます作用があります。
*おすすめ食材
トマト・なす・きゅうり・とうがん・ゴーヤ・枝豆・すいか・梨・バナナなど