おてがみ-2011.12月号
いよいよ今年最後の月になってしまいました。今年は、どんな年でしたか?私は、やはり東日本大震災での遺体身元確認作業にたずさわったことが、一番の大きな出来事でした。自分の生き方を変えてしまうような、また生き方を考えるような大きな出来事でした。
地球の生きてきた中では、ほんの一瞬の出来事だったのでしょうが、そこで生活し、約80才の人生を送っている人間にとって、いかに生きて死ぬかは、しっかり考えさせられました。やはり、父の残してくれたこの仕事場を父の意志を継ぎ、無事に守りきること、これは患者さんがたを大切にすることを意味すると思います。
これからも、しっかりお話しをし、相談をしながら治療の質を高める努力をしていこうと思います。糖尿病や、がん、高血圧、脳卒中、心筋梗塞などの恐ろしい病気も、口腔内の管理により予防したり改善されたりするといわれてきました。もっともっと勉強して、当院の患者さんには快適な人生を送っていただけるように努力します。よいお年をお迎えくださいませ。
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◆「唾液のお話」
◆「しょうが(生姜)」